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コラム

士業マーケティング 幅広めに情報収集する

偏った情報源に頼ると
偏った情報ばかりが集まるようになります。

地方中小企業の経営者と対話する士業は
どのように情報収集すれば良いのでしょうか?

Twitterから情報収集するという大学生

ある時にお話しした経営者志望の大学生は
新聞・テレビには頼らず、
Twitterから情報収集しているそうです。

世の中の表面上に流れるニュースは追えるでしょうが
もう少し深いところの情報を得るのには
Twitterだけでは厳しいと思います。
※Twitterが悪いという意味ではないです、くれぐれも

私の場合は
・日本経済新聞
・日経産業新聞
・日経MJ
を読んでいるのと、

NHK「BS世界のドキュメンタリー」
を録画して観るようにしています。

日経新聞はiPadで紙面ビューアーを使用。
紙の新聞以上に読みやすいです。
さらに重宝しているのが記事の保存機能。
気になった記事は保存しておき、
数日、数ヶ月先にふと思い出した際、
すぐに読み直すことが可能になります。

日経電子版で保存した記事(2023年1月)

日経電子版で保存した記事の中から、 ここ最近で気になったものをご紹介します。 「ダークパターン」巨額制裁 意図しない課金誘導で: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67007600Q2A221C2TB2000 ダークパターンとは企業が…

といったブログ記事を書くのにも役立っています。

NHK「BS世界のドキュメンタリー」は
海外放送局の番組をNHKが仕入れて放送しているもの。
さまざまな分野が取り上げられるので
自分の趣味嗜好に偏らずに情報を仕入れることができます。

私が心掛けているのは、
自分の好きな分野の情報だけに目を向けず、
幅広く浅く知識を仕入れることです。

偏った情報を好むようになると
偏った情報ばかりが手元に集まるようになります。

新聞を読まず、テレビを観ないという士業

ある士業の人は
新聞も読まず、テレビも観ないと言っていました。
どこかで情報は得ているのでしょうが、
経営者との会話について行けるのか心配になります。

同じ土俵で対話するには、
まずは相手をよく知ることが必要です。
そのためには相手と同じ情報源に接するのが近道でしょう。

私も日経産業新聞の技術的な記事は
率直に言って、あまり理解できないことがあります。
それでも読み続けているのは、
経営者と対話するため。

興味のある分野の記事だけを読んでいたのでは、
技術系出身の社長と会話を続けることは困難です。
わからないなりに理解するためには
情報を定期的に仕入れ続けるのが効果的です。

八木アンテナとパラボラアンテナ

情報収集のためにアンテナを掲げましょう

大学発ベンチャーの社長と対話する

あるコミュニティ向けに発信しているメルマガに
私のコラムを載せています。
そのコラムを読んだ大学発ベンチャーの社長から
以下のような感想をもらいました。

メルマガをいつも楽しみにして拝読しています。「品質」「商標」「ブランド」のコラムはとても説得力がありました。弊社が取り組んでいる体制づくりも「品質」を実現する位置付けですので、問題発生時の対処方法とそれを実現する体制について、改めて考えております。岡田さんの洞察力に感銘を受けましたので、ご一報いたしました。

またある時にはこのような感想も送ってもらいました。

毎回思うのですが、岡田さんの記事は説得力が強いです。
世の中の記事の多くは、切り出した How を中心にしてその切り出した How 周りの小さな閉じた Why で根拠づけをしますが、岡田さんは、課題の本質(ビジネス案件であれば「顧客」・経営であれば「従業員」)から論を組み立てておられるからです。弊社として、これらの原理・理念・哲学をどのように具体化して社会貢献をしていくのか、今後もご指導のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

「京都の茶わんや」にいたのであれば
ほぼ巡り会わなかったであろう、理系の社長です。

事業の行く末について議論する際も、
私が何かをレクチャーするというのではなく、
まさに先生から授業を受けるように対話しています。

その社長からすると
私のような存在は便利に思ってくれているようで、
このようにコラムへの感想も寄せてくれますし、
何より対話相手として認めてくれているようです。

経営者と対話するためにも
「知の探索」にはコストをかけ、
会話術などのテクニックなどで誤魔化さずとも
本質的なコミュニケーションを取れるようになりたいものです。

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