今、行ってみたい場所
そんなに外出は好きではないのですが、
そのうちに行きたい場所がいくつかあります。
弘源寺(京都市)
家業の会社には、
在職中に亡くなった方を祀る会社墓があります。
創業者だけを祀っているものではなく、
在職中に亡くなったすべての方が対象です。
代表取締役に在任中は毎年冬に、
取締役会メンバーと労働組合の代表とで
お参りをしていました。
読経している間に、
祀られているすべての方のお名前が読み上げられ、
私がよく知っている先輩もいれば、
お名前だけしか聞いたことのない方もいます。
流れてくる名前だけで、
会社の歴史が感じられる時間でした。
最近の会社では
わざわざ整備するところも少ないでしょうが、
短い時間であったとしても同じ組織に所属し、
病気などで在職中に亡くなった方を
いつまでも忘れないように祀るのが会社墓。
退任してからは足が遠のいていたので
そろそろ顔を出したいと考えています。
台東区立朝倉彫塑館
東京から福岡に移ってきて7年目。
たまに寂しくなるのは
東京の美術館や博物館に行きたくなる時です。
日本近代彫塑界の最高峰であり、文化勲章受章者である朝倉文夫が住宅兼アトリエとして使用していた建物です。敷地全体が「旧朝倉文夫氏庭園」として国名勝に指定されており、建物は国有形文化財に登録されています。「墓守」「大隈重信候像」「仔猫の群」「時の流れ」など、朝倉文夫の彫塑作品を展示しています。
https://www.city.taito.lg.jp/kusei/shisetsu/bunkashisetsu/kuritsu/asakurachosokan.html
特に再訪したいのが、この朝倉彫塑館。
最後に訪れたのは20年位前だったか。
当時は営業のついでに
「東京・ミュージアム ぐるっとパス」というの使い、
美術館・博物館を廻るのを楽しみにしていました。
要はサボっていたわけで、
どうせサボるのであれば有意義に時間を使おうと
都内の施設をたまに訪れていました。
父方の祖父が晩年、
小さな紙片を私に寄越しました。
朝倉彫塑館のアクセス情報が載っている、
クレジットカード会社の会員誌を切り取ったものでした。
当時どのような会話をしたのか覚えていませんが、
そのうちに行こうという話をしたのだと思います。
その紙片は今でも財布の中に入れています。
残念ながら一緒に訪れる機会は逃したまま、祖父は他界。
なんで一緒に出かけなかったのかと
今でも少し後悔しています。
安居神社(大阪市天王寺区)
中学1年生の時に池波正太郎「真田太平記」を読みました。
息子が中学1年生になり、
ふと思い立って再読したのがつい最近のこと。
息子にも読ませてみようと見せてみたものの、
ロケットやロボットに夢中の彼は興味を示しませんでした。
少し話がそれますが、
本を買うことに関しては、
小学生の頃から祖父母も両親も寛容で、
いつでもお小遣いを渡してくれました。
駅前ビルの3階か4階にあった本屋、
近くのマンションの1階にあった本屋、
池袋西武にあったリブロなどは
よく通った店です。
2001年にAmazonで買い物をするようになってからは
すっかり本屋で本を探すこともなくなってしまいました。
「真田太平記」も当時は本屋で購入していましたが、
現在はKindleの全巻セットをまとめ買いです。
電子書籍のKindleは
iPhoneでもKindle端末でも読めるので便利。
外出先で本を読み終えてしまい、
読む本がなくなるという恐怖から解放されました。
安居神社には大坂夏の陣で戦死した、
真田信繁の記念碑が建てられているそう。
中学1年生当時の私は
地図帳を見ながら本を読むようなことはせず、
京都・大阪の町並みもまったく頭に入っていません。
45歳で再読し、
「あぁ、大阪のこのあたりで討ち死にしたのか」
とようやく知ることができました。
3月までには京都に出かけようと思っているので、
その際に立ち寄るつもりです。
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