最近、息子が読んでいる本
中学校で朝の読書時間があるそうです。
一方であまり本を読みたがらない息子。
どんな本を読んだら良いか、たまに提案しています。
最近、彼が購入した本をご紹介します。
われはロボット 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集 (ハヤカワ文庫 SF)
アイザック・アシモフが
ロボット工学の三原則を基に書いたSF小説。
1950年に刊行。
映画や小説から未来を想像することは
非常に有意義だと思っています。
少し前の映画だと、
「マイノリティ・リポート」
が近未来を具体的に予感させてくれました。
今生きている現在は
永遠に続くものではなくて、
しなやかに変わり続けています。
経営と同じですね。
一般教養を学ぶという意味で、
過去のSFを現在の状況と照らし合わせ、
さらに未来に思いを巡らすことができるというのは
アイザック・アシモフの書いた小説の
醍醐味だと思っています。
私はこの本を中学生の息子に与えましたが、
経営者にもぜひ読んでもらいたいです。
どこかで聞いたことがあるようなことしか書いていない
ビジネス書を乱読するよりかは
地方中小企業の経営に示唆を与えてくれることでしょう。
統計学が見つけた野球の真理 最先端のセイバーメトリクスが明らかにしたもの (ブルーバックス)
息子と野球を観に行くと、
大抵、レフトスタンドのビジター応援席です。
いつも同じような場所から
試合を眺めていると、
投球動作の前にしっかり準備する外野手と
そうでない選手がわかるようになったりします。
そんな感じで最近は
ただ応援歌に合わせて応援しているだけでなく、
次の球種や、ピッチャー交代のタイミングを
予測し始めるようにもなりました。
「経営は科学だ」
とおっしゃる人がいますが、
これからの野球には
統計学の理解が必要なのかもしれません。
ちなみに経営書を一冊選ぶとするならば、
世界標準の経営理論 入山章栄 ダイヤモンド社
https://amzn.to/3UoLUaQ
でしょう。
832ページの分厚い本ですが
一つ一つの経営理論が頭に染みこんできます。
日本を代表するような大企業の
創業ストーリーや成功事例を追うよりも
まずはこの本で経営理論を学ぶことが
地方中小企業の経営者には必要だと思っています。
ハッブル 宇宙を広げた男 (岩波ジュニア新書)
私が初めて読んだ伝記は
ライト兄弟のものでした。
それから海外の偉人の伝記を読み始め、
次に学習漫画、日本の歴史、世界の歴史、
小説、と世界が拡がっていきました。
さて息子に何か伝記を読んでもらおうかなと
見つけたのがこの本です。
宇宙関連のムック本は前から読んでいたので
ちょうど良いと思い購入しました。
私が小学生の頃とは異なり、
伝記に取り上げられる偉人も
多様になりました。
以前に図書館で
スティーブ・ジョブズや
ニール・アームストロングの
学習漫画を見かけて驚いたものです。
ところでこの本は
岩波ジュニア新書。
上の「統計学が見つけた野球の真理」は
講談社ブルーバックス。
どちらも中学生や高校生を
読者に想定しているのでしょうが、
大人が幅広い教養を身につけるのには
ちょうどよいシリーズです。
関連記事