地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

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コラム

日経電子版で保存した記事(2022年11月)

日本経済新聞は電子版で契約し、
iPadで読んでいます。

ここ最近の記事で
保存したものを紹介します。

下降トレンドは変わらない

百貨店市場 売上高、ピークの半分以下
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65941270S2A111C2EA2000

そろそろ師走。

かつて、この時期の百貨店は
年末年始に向けた買い出しの客で
大変賑わっていたものです。

先週、某百貨店を巡回しましたが、
買い物客はまばらで活気はありません。

販売員も少ないようで、
こちらから声を掛けるのも
ためらってしまいます。

聞くところによると、
百貨店各社は
売場をテナントに貸し出して、
賃貸料で収益を得るビジネスモデルに
転換しつつあるそう。

もはや不動産業です。

バイヤーの目利きにより「百貨」を揃え、
自社販売員がプロの接客を提供するという
ビジネスモデルは過去のものとなりました。

またしばらくの間は
インバウンドでひと息付けるでしょうが、
長期的な下降トレンドは
変わらないと思います。

盛者必衰

国宝大徳寺が映す未完の成就
テュービンゲン大学同志社日本研究センター講師 山村孝一
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66195350S2A121C2KE8000

国宝の大徳寺で解体修理中に
建立当時の大工道具が見つかりました。

筆者によると、
「史記」にある、
「月満つれば則(すなわ)ち虧(か)く」
という文章を踏まえて、
わざと完成の一歩手前に
留めておいたのではないかとのこと。

同じような言葉では
平家物語の冒頭、
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。」
が思い出されます。

中学生の頃に暗記をさせられました。

経営も同じ。
いま好調なように見えても、
必ずいつかは不調に陥ります。

また逆風は永遠に続くものではなく、
動き続けている限り、
必ずどこかで追い風に変わります。

常に前向きに動き続ける経営者が
事業を持続可能な状態にできるのでしょう。

仲間の存在

(Smart Times) 経営者の「メンタル」の強さ
WAmazing代表取締役社長CEO 加藤史子
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65997440V11C22A1XY0000

「心が折れない」ために
筆者が必要だと挙げた要素の1つは、
仲間の存在。

私が家業の代表取締役を務めた5年、
取締役会メンバーと部門長たちは
誰1人辞めることはありませんでした。

業績が次第に窮境に陥る中で
多少はメンタル不調になりつつも、
心を折らずに業務を全うできたのは、
最後まで支えてくれた仲間の存在でした。

投資ファンドが事業承継した新会社に
彼らは必要とされませんでしたが、
その判断の誤りは
現在までの業績の推移が証明しています。

優秀な取締役・従業員に支えられてこそ
株主・経営者は
事業を営むことができるのです。

新聞紙の束

新聞紙がもったいないので電子版で読んでいます

経営者の年齢

6歳老いた日本の経営者
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65856130Z01C22A1EN8000

日本企業の経営者の平均年齢は60.3歳。
90年当時の平均は54歳だったそう。

人は必ず、毎年1歳ずつ歳を重ねます。
これは資産があろうがなかろうが、
頭が良くても悪くても関係ありません。

であるならば、
経営者の使命の1つは
後継者を見つけてくることです。

事業を存続させることが
究極の使命であるとするなら、
後継者への引継ぎも
同様に重要であるはず。

私も何度か
まったくご縁のない経営者から
事業承継を打診されたことがあります。

タイミングが合わなかったり
諸条件が合わずに
これまでお受けしたことはありません。

でも、自分自身が第三者に事業承継したからこそ
またいつか地方中小企業の経営に
何らかの形で関わりたい気持ちは持ち続けています。

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