地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

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コラム

地方中小企業に必要な2つの研修

地方中小企業に、必ず、
実施してもらいたい研修があります。

ハラスメント研修

これからの地方中小企業には
規模に関係なく、
2つの研修が必要だと考えています。

どちらも
企業内部の努力だけでは
知見を高めることが難しいので、
動画や講演による研修を
実施してもらいたいものです。

まず一つ目はハラスメント研修。

パワハラ、セクハラなど
ハラスメントを抑止するのが目的です。

10年前には
笑い話で済んだ言動や行動も、
現在では一発アウトになり得ます。

「パワハラがNGなのは当たり前」
「セクハラなどあり得ない」
と考える経営者だったとしても、
無意識にハラスメントを行っていたり、
黙認してしまっていることがあります。

例えば
就業時間外に業務連絡をしたり、
そもそも
LINEの交換を強要したりといった行為も
今どきはハラスメントと
受け取られる可能性があるのです。

研修の目的は
あくまでハラスメントの抑止。

企業として認められない一線を
ハラスメント研修の実施により
共有することが可能になります。

また自分自身を省みて、
経営者にもハラスメント研修は必須です。

社長、社長と持ち上げられる立場で
自分自身を厳しく律するには
経営者や取締役会メンバーも例外とせず、
ハラスメント研修を受講することが
役に立つことでしょう。

情報セキュリティ研修

私物のUSBメモリーを使用したり、
ソフトウェアアップデートを
個人の判断に
任せている会社はないでしょうか。

また従業員には
厳しい情報セキュリティ対策を課していても、
管理職や取締役会メンバーに
例外対応を行っている会社はないでしょうか。

地方中小企業といえども
サイバー攻撃やセキュリティインシデントとは
無縁ではありません。

「うちの会社にサイバー攻撃など来ないだろう」
「これまでのやり方で問題なかった」
という考え方は将来の安全を保証しません。

講師から見た研修会場の様子

研修は計画的に実施しましょう

訓練メールが実際に届いた

情報セキュリティ研修の目的は
事故の未然防止です。

ある関与先では
社外から関わっている私も
情報セキュリティ研修の対象としています。

貸与されているパソコンがあるからで、
先日は標的型攻撃メールを想定した
訓練メールが届きました。

・データをダウンロードするように促す内容
・本文の日本語に怪しい所は無し
といった状況です。

しかし、データをやり取りするような
メールアドレスではなく、
心当たりの無い内容でしたので
不審メールと判断し、
すぐにセキュリティ担当に電話で報せました。

すると
「このメールは訓練です。おつかれさまでした」
とのことでした。
メールに記載されているURLを開いてしまうと
さらに訓練が続くとも聞きました。

以前は日本語が稚拙な
スパムメールが多かったですが、
この頃は違和感ない文面のものもあります。

情報セキュリティ研修を受講し、
不審なメールに引っかからないように
自分の感度を高めておきましょう。

ハラスメント研修も情報セキュリティ研修も、
地方中小企業には必ず必要です。

そして経営者も例外なく受講しないと
全社で知見を身につけることはできません。

万一の事故を防ぐために、
研修コストは保険料のようのものです。
積極的に投資をして、
不測の事態が発生した際のリスクを減らしましょう。

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