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コラム

どぶ板営業はなぜ必要なのか

開業したばかりの士業の営業で
最も効果が高いのは「どぶ板営業」です。

どぶ板営業とは何か

「SNSを使って集客したい」

「経営者と繋がり、仕事をもらいたい」

「業者にポスティングをさせて
問い合わせをもらいたい」

士業に限らず、
創業・開業しようとする人が
このようなことを言いながら
相談しに来ることが多々あります。

その時、私が申し上げることの1つが、
「どぶ板営業も重要ですよ」
ということ。

私がここで言うどぶ板営業とは
・知人への開業の挨拶
・旧知の経営者への営業
・近隣徒歩圏内への飛び込み営業
といった行動のことを指します。

どぶ板営業をお勧めすると、
ほとんどの方は怪訝な顔をしたり、
露骨に嫌がったりします。

そもそも
営業をするのが性に合わなかったり、
頭を下げることに抵抗があったり
するからでしょう。

しかし、
こうして多くの人が敬遠するからこそ
どぶ板営業は効果を上げやすいのです。

SNSは魔法の杖ではない

「SNSを使って集客したい」
と言う人の場合、
さらにお話しをしていくと
「SNSを使えば、
大した努力をせずとも
多くの方から問い合わせが殺到する」
と誤解を抱いていることがほとんど。

SNSを「魔法の杖」と勘違いしています。

・社会的に認められた経歴や実績がない

・世界一、日本一と言えるくらいの
商品・サービス力を持っていない

・顧客名簿を整備できていない

これらの方が
SNSを使ったところで
集客の効果はすぐに生まれません。

どこの誰かもわからず、
他の多くの商品やサービスとの違いが明らかでなく、
そもそもファンもいないのであれば、
SNSで情報発信をしたとしても
誰の心にも刺さらないのです。

この現実を理解せずに、
SNSに頼ろうとするのは
営業から逃げているだけです。

自転車で営業活動する男性

顧客が少ないと思うなら行動を起こしましょう

どぶ板営業の効果

私の現在の顧問先は
すべてこちらからお声がけして
契約をしてもらっています。

「この春から自営業で
コンサルティング業務をします、
ついては顧問契約されませんか」

という感じです。

SNSで募ったわけでもありませんし、
経営者団体に加入したわけでもありません。

旧知の経営者に営業し、
価値を認めてもらい、
顧問契約をすることになりました。

もし私から声を掛けていなければ、
もちろん報酬はいただけていないでしょう。

資格を取っただけでは
売上を作ることはできません。

初めの一歩を踏み出すならば、
まずは「どぶ板営業」を
愚直にやってみてください。

住所を知っているすべての知人へ
開業の挨拶ハガキを出す

旧知の経営者へアポを取り、
顧問契約をお願いする

近隣徒歩圏内にある中小企業へ
飛び込み営業をする

どれも心理的な負荷の掛かる作業ですが、
これらをやり切れていない、
あるいはやろうとしない方がほとんど。

多くの人が敬遠するからこそ、
徹底して「どぶ板営業」をすれば
必ず効果は生まれます。

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