地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

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コラム

地方中小企業が外注する前にすべきこと

ホームページの製作や
SNSの運用を外注する際に
どのようなことを検討すれば良いでしょうか?

安直な外注は業者に踊らされるだけ

地方中小企業が
「ホームページをリニューアルしたい」
「SNSの運用を専門家に任せたい」
といった検討をするのはよくあること。

外注業者に依頼することも
当然、選択肢の一つになります。
しかし、気を付けて欲しいのが、
外注は「丸投げ」ではないということ。

まったく知識も経験も無いのに
安直に外注しようとすると、
業者の都合の良いように
振り回されてしまいます。

より直接的な表現をすると
「ぼったくられてしまう」わけです。

補助金にも要注意

地方中小企業が陥るワナの一つに、
補助金がらみの案件があります。

「補助金を使えると聞いた」
「補助金の締め切りが迫っている」
と経営者が言い出すと、
ほとんどが無駄な投資になります。

そういった時に私が投げかけるのは
「何が目的ですか?」
という一言。

この時点で我に返る方もいれば、
「補助金をもらうことに
目的が変化していませんか?」
と言葉を変えて、
ようやく違和感を察知する方もいます。

見積書と電卓

その外注、本当に必要ですか?

外注する前に手を動かしてみる

地方中小企業が外注する前に必要な行動は、

1.まずは自社の課題を把握する

2.そしてその課題を解決するために
自社でどのような学びが必要なのかリサーチする

そして最後に、

3.実際に手を動かして学ぶ

の3点です。

例えば
ホームページを改修することを想定してみましょう。
ろくに更新しないまま
何年も放置されているホームページがあったとします。

そろそろ情報発信も始めたいし、
デザインも見直したいと経営者は考えます。

この時のNG行動は、
何も考えずに
「ホームページを改修したい」
の一言だけで業者に見積もりを依頼すること。

見積もりを依頼する前に必要なのは
・具体的にどのような点を改善したいのか洗い出す
・モデルとなるような他社事例を探し出す
・実際に手を動かしてホームページを作ってみる
という行動です。

ここまで行動すれば、
自分たちに何ができて、
何ができないのかが
はっきりとわかっているはず。

つまり
業者にどこからどこまでを依頼すれば良いかが
見積もり依頼書に文章化できるようになっています。

ある関与先の事例です。

「補助金でホームページを改修したい」と
経営者が言い出しました。

私からは

「まずは自分でWordpressを学んで、
できないところを業者に発注しましょう」

「Wordpressを学べる講座はこんなのがあります」

「補助金のことはいったん忘れてください」

と申し上げました。

結果何が起こったかというと、
経営者自らの手で
自分が望んでいたような
ホームページに改修してしまいました。

後から経営者は

「大変だったけれども、
手を動かし続けたらできていた」

「業者の言いなりに発注せずによかった」

とおっしゃっています。

業者に外注するのが
悪いことだとは思いません。

ただ、何も考えずに
お金を使って欲しくないのです。

特に補助金が関係してくると
経営者の目は惑わされがちになります。

安直に外注することなく、
自社で手を動かして解決できるならば
それに越したことはありません。

無思考状態で
業者の見積もりに踊らされることのないよう、
自ら手を動かしてから
外注すべきかどうかを検討しましょう。

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