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コラム

地方中小企業の経営者に必要なメンタルヘルス管理

家業の代表取締役を務めていた際、
メンタル不調に陥ったことがあります。

地方中小企業の経営者は
どのように自分の調子を整えれば良いでしょうか。

運動する

経営者のメンタル管理は
会社のリスク管理でもあります。

手っ取り早いのは
毎日、体を動かすこと。
日光を浴びながらの
運動ができればなお良しです。

私の場合は京都御所の廻りを
歩いたり走ったりしていました。

外周がちょうど4キロほどだそうで、
歩いて1時間弱程度。
走る場合は2周していました。

朝、二日酔いなどで
どうしても体を動かせなかった時は、
帰宅時に遠回りし、
同じくらいの歩数を確保。

例えばいつものように
京都御所に立ち寄ったり、
近くの商店街を往復する感じです。

問題は出張時。

荷物をできるだけ増やしたくない時には
プールのあるホテルを予約し、
水中ウォーキングや平泳ぎをしました。

ホテルのプールも良いですが、
出張先の市民プールを巡るのも
目先が変わって楽しみでした。

こうして、
意識して運動する時間を確保すると
それなりに気分転換しつつ
メンタル管理もできていたように感じています。

さっさと病院に行く

それでも
眠れなくなったり、
イライラが続いたりする場合は、
さっさと病院に行くことです。

心の不調も
風邪と同じように病気です。
抱え込まずにさっさと
病院で診てもらいましょう。

私の場合は
出張先で朝起きた時に
そういえば最近調子悪いなと思い、
その後の予定をすべてキャンセルして
病院に行きました。

本を読んでいても頭に入らず、
新聞を読む集中力も弱まりました。

「あー、これがメンタル不調か」と気づき、
先生に診てもらうことにしました。

初診でしたがその日のうちに
薬を出してもらい、
いつもと同じように生活し、
仕事にも全く影響を出さずに
3ヶ月ほどで元に戻りました。

その時に先生に言われたのは
「私も同じ薬を飲んでいますよ」
という言葉。

私を安心させるために
言ってくれたのかもしれませんが、
救われた気持ちになったのを覚えています。

最悪なのは酒に逃げること。
酒は何も解決しないばかりか、
ますますメンタル不調を悪化させます。

「あ、変だな」と思ったら、
さっさと病院に行きましょう。
一人で抱え込んでも問題は解決しません。

愛宕浜

今住んでいるところは海に近く、ウォーキングには良いエリアです

やらないことを決める

経営者は孤独です。

表面上は従業員や取引先から
もてはやされているように見えますが、
実際は圧倒的に孤独。

その孤独に耐えるためにも、
無駄なことやイヤなことを
徹底して回避するようにしましょう。

余計なストレスを減らすのです。

例えば私の場合は
毎朝、着る服を考えずに済むようにする

ホテル宴会場などでのパーティーは
乾杯とキーパーソンへの挨拶だけして退出する

出張時のホテルをいつも同じ所に決める

といった感じです。

こうして
一つ一つは小さなことかもしれませんが、
思い悩むようなことや
ストレスの要因になるようなことを減らし、
心の負担が少しでも軽くなれば、
それだけ不調に陥ることも避けられます。

どれだけ健康な経営者であっても、
心をすり減らしながら日々過ごしています。
意識して心の不調を回避し、
再充電できるような日常生活を意識できれば、
自分の健康が維持できることはもちろん、
会社の経営にもより集中できるようになるでしょう。

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