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コラム

コミュニケーションにコストを掛ける

無駄なものにはお金を使いたくありませんが、
必要なものにはしっかりとお金と時間を使います。

ただ飲みに行くために

来月は東京へ一泊で帰ります。
用件は夜の飲み会のみ。

所属している異業種交流会で
視察旅行があるのですが、
今回は日程が合わずに不参加としています。

しかし、
最終日の夜だけなら、
合流できることが判明。

宴会だけのために
福岡から東京へ飛ぶことにしました。

ちなみに翌日午後から
茶道教室があるので、
朝一番のフライトで戻ります。

またある時には
「金沢で寿司を食べよう」と
誘ってもらう機会がありました。

これも同じようにそれだけのために
福岡から小松空港へ移動。

その日は寿司屋を二軒はしごし、
酒を酌み交わしながら
お互いの近況を報告し合いました。

どちらも
表面上の費用だけを見ようとすると
あり得ないくらいのコストが掛かっています。

しかし私にとっては必要な投資なのです。
普段から私のことを
気にしてくれている人と会うためならば
それくらいの金額は大したことはありません。

お金と時間の使い方、
合わせて「自分の体」の使い方を考える時、
最も重視しているのは
関係性の構築に資するかどうか、です。

限られた資源をどう配分するか

茶道教室に通い始めたのも同じ理由です。

地方中小企業の経営者や
創業を志す方と対話をするのが私の仕事。
その対話をより価値あるものにするために
茶道を学ぶことが役に立つだろうと考えました。

つまり、
コミュニケーションをより良くするための、
言い換えれば関係性構築能力を向上させるための
学び直しを目指しているということです。

スーツや靴、鞄の手入れを怠らずに
身だしなみに投資するのももちろん必要。
私自身も非常に気を配っているのは当然です。

それに加えて重要なのが
人とのご縁を作り、維持させるための投資。
投資というと打算的な響きに聞こえますが、
限られた資源をどのように配分するかという意味。

人生は長くて100年程度、
そのうち思うように稼働できるのはせいぜい80年。
さらに一日の長さは
誰しも同じ24時間と決まっていて、
こればかりはお金で増やすことはできません。

時間という限られた制約条件下で
人生をより良いものにしなくてはいけない以上、
「投資」を意識するのは自然なことです。

羽田空港を離陸する全日空機

飲み会のためだけに飛行機を予約することもあります

自分の価値観で判断する

一方で、
不特定多数が参加する宴会、
遅刻を繰り返す人との約束、
といったものには時間を割きません。

「みんなが参加するんだから、、、」とか
「5分くらいの遅刻で、、、」と
言われても無理なものは無理。

例えば
ホテルの宴会場で行われる賀詞交換会、
私の場合は乾杯直後に
キーパーソンへ挨拶に回り、
さっさと退出することにしています。

だらだらと残っているくらいなら、
他のことに時間を使おうと考えます。

また
遅刻をする人との約束も
2回目はありません。

1分だろうが1時間だろうが、
時間泥棒とは付き合いません。

このように
コミュニケーションには
見えないコストが掛かります。

何にどこまで投資するのか。
自分の価値観で判断したいものです。

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