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コラム

情報発信に必要な文章力をどう身につけるか

情報発信が必要とお話しすると
「文章を書く自信がありません」
と答える人が一定数います。

なぜ地方中小企業に情報発信が必要なのか

関与先の地方中小企業には
情報発信を積極的に行うように
お勧めすることが多いです。

せっかく商品を用意していても、
消費者に知ってもらうきっかけを作らなければ
選んでもらえることはありません。

まず自分たちを知ってもらうためにも
情報発信が必要なのです。

そして情報発信力は
コンテンツと発信量のかけ算。

どのような内容を発信するかは
慎重に検討する必要があります。
セールス臭の強いコンテンツは
消費者に受け入れられないからです。

よく見かけるのが、
商品のスペックを一方的に伝える発信。

価格とサイズだけを表現した、
一昔前の商品カタログのような発信は
消費者の「買う気」をそそることはありません。

その商品やサービスを購入することで
どのように幸せになることができるのか、
他の購入者がどのように満足しているのか、
購入すればどのように社会貢献に繋がるのか、
こういったことを発信すると
遠回りにも思えますが、
消費者の「買う気」をそそることができます。

次に重要なのが発信量。

残念なことに、
ほとんどの地方中小企業の情報発信は継続しません。
コンテンツを用意する負担感ばかりを意識し、
効果が生まれる前に止めてしまうからです。

逆に言えば、
情報発信は継続できさえすれば、
ほとんどのライバルに差を付けることができます。

まずは継続すること。
情報発信を成功させる近道です。

ざっくり書いてライターに仕上げてもらう

こうして情報発信を始めようとすると、
必ずぶつかるのが、
「文章を書くことが苦手」という意識。

私も初めは同じでした。

中小企業支援事例を
様々な媒体へ寄稿するようになったとき、
「さて困ったな」と考えたものです。

そのときどのようにして、
最初の壁を乗り越えたかをお伝えします。

まずベースとなる原稿を、
ざっくりと書きます。
感覚で6、7割くらいを完成させるイメージ。

書き出しや、まとめ方にはこだわらず、
とりあえず、大きな方向性だけ作る感じです。
殴り書きに近いかもしれません。

次に行うのが、
ライターへの添削依頼。

ココナラなどのサービスを利用し、
ライターに原稿の添削を依頼するのです。

ライターにも得意不得意の分野がありますし、
何より本人同士の相性もあります。
何度か試行錯誤しながら、
ベストパートナーを見つけます。

ライターに依頼する際に重要なのが、
「材料」を提供すること。

書きかけの原稿だけを添付するのではなく、
自分がどんなことを考えているか、
どのような原稿にしたいのか、
過去のメディア掲載事例など含めて、
参考資料として添付します。

こうしてライターに添削を依頼した後、
納品された原稿をそのまま使ってはいけません。

最後に再度、原稿の細部を見直し、
自分の原稿として仕上げます。

ライターに手を入れてもらうと、
「あぁ、こういう表現ができるのか」
「こうすれば思い通りにまとめられるのか」
というのが見えてきます。

こうして当初は
ライターに添削を依頼していましたが、
現在は自力で原稿を
書ききることができるようになりました。

ライターに添削してもらうことで、
自分の表現力を
(ほんの少し)高めることが
できたからだと思っています。

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ライターへの依頼文が重要

以下、参考までに、
私が使用するライターへの依頼文を
ご紹介してみます。

ここからーーーーー

はじめまして。
お見積もりをお願いします。

【目的】
○○(媒体名)に寄稿する原稿の添削

【依頼背景】
私は地方中小企業を中心に
経営コンサルティングをおこなっています。
日々、様々な中小企業さんの経営支援をおこなっています。
本記事ではその支援事例を紹介したいです。

【ご参考資料】
・△△△(添付するファイル名)
→今回添削をお願いしたい書きかけの文章です
→文字数は960字指定です

・新聞記事2点を添付します
→今回の原稿で取り上げたい事業者さんが掲載されています

・私に関する記事を添付します
→仕事への姿勢などが書かれています。

ーーーーーここまで

ざっとこのような感じです。

箇条書きを使い、
要領よく、
依頼内容を伝えるようにしています。

文章を書くのが苦手であるならば、
外部の人に助けてもらうことも選択肢の一つ。

充実した情報発信を継続するために
ぜひ検討してみてください。

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