事業を存続させるには次代に引き継ぐ必要がある
![](https://sr14th.com/wp-content/uploads/2022/10/23765435_s.jpg)
昨日、お二人の訃報を知りました。
どちらも家業の仕入先様オーナーです。
お一人はまだ家業が上り調子の頃に、
仕入先様で組織する会の会長を務めてもらいました。
もうお一人には、
業績が低迷し始めてからの期間、
同じように仕入先様をまとめてもらいました。
私にとっては会社は違えども、
家業を支えていただいた大先輩でした。
経営者の究極の使命は事業承継
経営者の年齢分布の
推移を示す資料があります。
![社長の年齢分布](https://sr14th.com/wp-content/uploads/2022/10/b1_3_23-300x215.png)
社長の年齢分布
これによると
「70代以上」の占める割合が
年々増加してます。
また「40代以下」の構成比が
減少傾向にあり、
経営者の高齢化が
進んでいることが分かります。
経営者が事業を預かる期間は
20年間から30年間の一世代。
事業を存続させるのであれば、
いずれは後継者に
バトンを渡さなければなりません。
これを避けることはできないのです。
昨日、訃報を知ったお二人は
どちらも家族に事業承継しています。
また私のように
第三者へ事業譲渡することもあるでしょう。
つまり、
経営者の究極の使命は
次代への承継とも言えます。
健康管理を怠らない
厚生労働省の資料によると、
法人役員で年一回以上、
健康診断等を受けている方は77.4%、
自営業者の場合は
同じく62.9%だそうです。
(平成29年版厚生労働白書より)
数字の受け止め方はそれぞれですが、
私は思っていたより少ないなと感じます。
特に法人役員は会社の健康診断があるはず。
事業を預かる立場ならば、
健康管理は自分のためだけでなく、
一緒に働く仲間や、
さらにはお客様のためでもあります。
私は家業の代表取締役を務めていた際、
毎朝のストレッチ
ウォーキング(当時はランニングも)
出張時のスイミング
などで体を動かすようにしていました。
特に出張の際には水着を持ち運び、
ホテル内のプールや、
近くの市民プールで
泳ぐようにしていました。
家業ばかり見ていると
思考が偏ってしまうように思い、
できるだけ
体を動かすことを心掛けていたのです。
それでも最後の一年は
心のバランスを崩しましたが、、、。
経営者の健康管理は
自分のためではありません。
次代に経営を引き継ぐためにも
定期的に健康診断を受診し、
自身の体調を維持管理しましょう。
![円山公園のしだれ桜](https://sr14th.com/wp-content/uploads/2022/10/23765435_s-300x225.jpg)
仕入先様あっての家業でした
円山公園の夜桜
祖父が社長を務めていた頃、
京都の円山公園での花見がありました。
仕入先の社長達に混じって、
小学生の私も参加しました。
今から思えば、
あの頃はまだ業績は上り調子。
みなさんが楽しそうに
夜桜を見ていた姿が思い出されます。
まさか家業を投資ファンドにお渡しし、
事業譲渡することになるとは
誰も考えていなかったに違いありません。
経営者は次代にバトンを引き継いでこそ
役割を終えることができます。
亡くなったお二人は
きちんと事業を家族に遺されました。
経営者として尊敬しています。
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