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コラム

創業で一番重要だと思っていること

創業を志す方のご支援をする際に
最も重要だと思っている点をお伝えします。

支援事例が西日本新聞に掲載されました

前職で手掛けたご支援事例が
つい先日、西日本新聞に掲載されました。

上野焼窯元出身の熊谷さん 高取焼発祥の地に開窯
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/989325/
西日本新聞 2022/9/18

この記事をそのまま引用することは控えますが、
私のコメントをご紹介すると
「新しいチャレンジをしたいという
強い気持ちを持っており、
迷いがないように感じた」
と記者さんにお話しさせてもらっています。

コメントの背景を
差し障りない範囲で説明します。

創業を志す方には色々な方がいるのですが、
私が創業を再検討するように、
つまり創業はまだ早いのではないかとお伝えするのは
・稼ぎ方を自分で考えようとしない
・誰の困り事も解決しない事業内容
・事業のリスクを背負う覚悟がない
といった方に対してです。

スタートアップだとか、
ベンチャーだとか、
ピッチだとか、
VCだとか、
カタカナ語を多用する方に限って、
特に事業のリスクを
ご自身で背負う覚悟がないように感じています。

商売を始めると
地に足をつけて泥臭い行動を求められる場面
が多々あります。
そこまで見通して
それでも社会に提供したい価値と想いがあるのか。

何よりも重要なのは
新しい挑戦に対する強い気持ち・覚悟
なのです。

創業を志す方に尋ねること

具体的な創業支援の内容は
・ビジネスプランコンテストへの応募
・創業融資のための事業計画の作成
・そもそもの「やりたいこと」の整理
などです。

それぞれが連動してくる場合もありますし、
特定の局面だけご支援することもあります。

いずれの方にもまず質問するのは
「何をしたいのですか?」
という問い。

表面上の商売の業種をお答えになる方、
自分の夢を語り出す方、
ふとしばらく考え込む方。
この問いに対する反応は様々。

問いをきっかけに、
改めて何を手掛けたいのかを言葉にしてもらい、
・その事業が社会にどのようなインパクトを与えるのか
・自分でも気付いていない、
あるいは忘れていた本当にやりたいことがあるのか
・商売として成り立つ可能性がどれだけ見込めるのか
といったことなどを検討していきます。

西日本新聞筑豊版

西日本新聞に支援事例が取り上げられました

強い気持ちと覚悟

自分の心の中にある、
本当にやりたいことが見つかると
事業はスムーズに動き出します。

こんな事例がありました。

ある方が、
「それらしい事業計画」
を持って相談にいらっしゃいました。

カタカナ語満載の、
いかにも地に足がついていない内容です。

「で、本当は何をしたいのですか?」
とお尋ねをすると
目の前にある事業計画とは全く関係のない、
でもご本人が心の底から取り組みたい事業について
とても熱く語ってくれました。

もちろんその後に着手したのは
私に話してくれた
心の底から取り組みたい事業です。

あっという間に立ち上げ、
多くの顧客に商品を届けることができました。

創業に必要なのは
資金でもなく、
知識でもなく、
それらしい事業計画でもありません。

まずは
ご本人が心の底から取り組みたいことに向き合い、
その挑戦に対する強い気持ちと
覚悟を持つことが必要です。

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